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    June 10

    本日の海外からの二ユース

    りさーち東京です。今回は海外各地からの二ユースを掲載します。大変役に立つ人々がいるでしょう。
     
    1.タイから情報発信 ○タイの情勢はますます混迷している。今回はその分析。タクシンは時々日本にも出没しているそうである。
    昨年9月に軍事革命政権に移行してからのタイはいろいろ損なクジを引いたといえる。
    軍事クーデターの真相はNHKの「クローズアップ現代」でも報告されたとおり、かなりタイ軍部としては急のことだったようで、軍部としては「想定外」タクシンとしては、「想定内」だったようである。
    タクシンはおそらく、アメリカ滞在中に軍事クーデターで政権を奪取されるところまで考えていたに違いない。その後のシナリオは国際的なお墨付きを経た選挙を実施し、自ら政権の座に戻ろうとしたと考えられる。実際イギリスから頻繁に国連監視団による早期選挙を訴えいたようだ。 現在のスラユット元陸軍大将による政権も、またきわめて国民の評価は低い。
    もともと選挙を実施するまでの暫定政権だから、皆大臣も何もやりたくないのは仕方ない。特にタクシンの不正蓄財訴追が進まない。がんばっているのは元会計検査院長でタクシンにいろいろいじめられたジャルニー女史である。この方はなかなか立派な人である。追求が進まないのは、意外と政権の座を追われて亡命生活をしているタクシンが予想以上に影響力を持っていたからである。
    タクシンは自らの子分を使って、タクシー運転手、チエンマイの民衆ラジオ局などから盛んに現政権に揺さぶりをかけていて、現政権側もことさら過剰反応の呈である。 スラユット内閣閣僚も不正蓄財訴追委員会のメンバーも、選挙ですぐ帰ってくるかもしれないタクシンとその子分を恐れてなかなか追及が進まないばかりか、前政権の政策を否定するものもごく限られていて、ここ数ヶ月政権は混乱していた。
    この状態を何よりも危惧されたのが賢明な国王陛下である。
     国王は前回06年4月の総選挙の無効を判定する憲法裁判所の判断が出る前に、憲法裁判所の判事たちを呼んで、訓示をした。 これ以上、国が混乱するような判定を下さないよう良く判決を熟考してくれというものだったが、これを捉えた海外のメディアは「国王が裁判に干渉された」という論調であった。
    これは国王陛下の高度なパフォーマンスであることは国民は知っている。 実際5月30日に下された憲法裁判所の判決はスラユット首相も驚くほど意外なものだったが、大変賢明なものだった。 国王陛下のご訓示が無ければ、体勢の見方通り、タイ・ラック・タイ党とタイで一番歴史が長い政党である、民主党は双方とも解散させられ、一層国政は混乱したであろう。
    5月30日の憲法裁判所の判決はなんと正午ころから、夜10時までずっと判決文の読み上げで、タイ・ラック・タイ党の解党の判断が読まれたのは人々が家路についてすっかり家に帰ったころであった。
     これは以前から両党(あるいはどちらかの政党)が解党になると街が混乱し、暴動が起こるという噂が蔓延しており、裁判所は何人もの判事が代わるがわる判決文を 10時間以上かけて読み上げ、混乱を救ったのであった。
    結局タイ・ラック・タイ党だけが解党となり、党の幹部だった者と去年の選挙の不正に手を貸した少数政党の関係者111人が公民権剥奪となり、(筆者の理解では選挙権、被選挙権ともに行使できない)旧タイ・ラック・タイ党の主要メンバーは12月に行われる総選挙に立候補できず、にわかに民主党の若き党首アピシットが歴代最年少の首相に選ばれる公算が強くなった。
    これでとりあえず国政混乱の不安要素はだいぶ駆除されたようである。 またしてもタクシンは賢明な国王にしてやられたわけである。 だいたい彼はタイ社会を甘く見ている。確かにタイ人気質を知り尽くしたタクシンとその仲間たちの政策は実にスマートで迅速、少ない予算で多くの人たちに満足を与える、経営学的に見ればお手本のような手法だった。・・・が、誰でもその手で付いて来ると思ったのが大きな間違いだった。 かといって、民主党が国民の大半の支持を集めているわけではない。
    民主党はいつも党首はいいのだが、"まわり"がよくないという評判だ。チュアン氏が首相だった時代もいつも子分に足を取られていた格好だった。 アピシットは確かに有能な人だが、英国で勉強した後、社会人としての経験もあまり無く、国民としては民主党政権も不安の様である。実際92年から政権を担当したが、物事の決定が遅く、民主主義のルールを重視したチュワン氏は亀にたとえられるという気の毒な経緯があった。
    今回も国王陛下の賢明なご判断と、国民のバランス性の確かさで救われたタイだが、政治的安定はまだであり、追い討ちをかけているのは景気の低迷だといわれる。
    幸いなことにマクロの指標が悪いわけではないので、時期心理的な不安が解消すれば経済もよくなるのでは。 それにつけても不安なのがタイ最南部の不穏な動きである。これについて、情報も見識も持ち合わせていないが、ヤラーやナラティワーッに親切にしてくれた友人も居るので、あまり事態が深刻化しないことを祈るのみである。
     
    2.ニューヨーク
    『うつりかわるBrooklyn』 先日、日本から遊びに来た友人の持っていたガイドブックをみてびっくりしました。ManhattanだけではなくBrooklynまでもが特集されていたのです。それも、比較的よく知られているDUMBOやWilliamsburgだけでなく、ParkSlopeやSmithStreetまで紹介されていたのですから、時代はうつりかわったものです。 このWebサイトでもBrooklyn生まれの映画を紹介するページがありますが、その中で映し出されている1920sから1980sのいわゆる”雑多”で”活気のある”“ごちゃごちゃした”Brooklynというのはもう消えつつあるのかもしれません。
     
    そう言えば、私の住むブロックひとつとってみても、この一年でマンハッタンからの移住者が急増しているように思えます。古い建物は外壁だけを残して新しいアパートに改装され、新しい人々を迎えています。サイドウォークもこころなしかきれいになったような。  2007-05-17
     
     3.マニラ
     ● ペソ高ですね。 というわけで多くのBLOGで書かれているようにペソ高が進んでいる。先週末みたのではドルーペソが46ペソ/ドルを一時切っていた。年初はたしか49とか48ペソ/ドルとかいっていたから6,7%も年初からドルは下落している。 新聞によるとフィリピンペソはアジアの通貨の中でインドのルピーに次いで2番目に年初から上昇している通貨でその記事には4.6%上昇したと書いてあった。 それはドルーペソの話なのでドル-円ということになれば円安に進んでいるからもっと下落が激しい。
    要は日本の個人の貯蓄が少しずつ外国の債権、株式に変わってきているということだ。 僕も一年前から始めたペソ建てとドルの国債と株の投資信託が10%くらい上がったし、それにペソの円に対する上昇を加えると全体では円換算にすると20%上昇しただろう。
     それに比べて僕が投資している日本の新興市場は半分くらいになってしまった。醜いものだ。 日本で新興市場と読んでいる会社の成長率よりも中国やアジアに投資した方がずっと儲かるものだから当然投資家をひきつける力は少ない。
    それにしても円は安くなりペソでの生活が割高だと感じられるようになってきたよく考えると生活費なんか円換算で軽く20万円くらいは使っているから日本で暮らすよりも割高になってきてしまっている。
    僕のうちの家賃とかは3万2千ペソだから円にすると8万円もするし、電気代だって2500ペソくらいかかるから6千円を優に超える。
     
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